平成23年第4回定例会 (11月28日~12月15日 ・ 質問日:12月13日)
一般質問の内容
- 障がい者福祉施策について
- 保育について
- 国際経済交流について
意見・要望
- 障がい者の就労支援にあたっては、個々の特性に応じた雇用形態について配慮しつつ、行政としての責務を果たし、障がい者に対する認識や意識改革、官民一体となった就労支援に取り組む必要があります。指定管理者をはじめ事業者に障がい者雇用を積極的に求めているのであればなおさら、立場上千葉市が積極的に取組む姿勢を見せるべきです。
- 子育て支援の中、ハード面である保育所の増員・増設は多くの方々が取り上げる問題ですが、ソフト面である保育士の処遇について早急に改善しなければ、安心した保育は実現できません。今、高齢者介護の領域で、危機的な人材不足が起きているのは、そこで日々働いている介護士の待遇を二の次にした結果です。福祉で大切なものは、「1.人、2.物、3.お金」と言われ、何故人が一番目なのかを改めて考える必要があります。
名古屋市では子どもに焦点を当て、公立と私立保育所での処遇上の格差があってはならないと、1974年に「公私間格差是正制度」がつくられ、私立保育所でも公立保育所に準じた職員配置基準と給与保障が受けられる制度を設けて、現在に至っています。また、近隣の都市でも、施設設備費や施設運営費で、国庫基準に基づく補助金を主要財源に、市の補助金額が上乗せされている状況もあります。今後、保育を含む、子ども・子育て支援に関する地方自治体の責務はさらに大きくなると思われ、千葉市においても、是非、更なる保育サービスの充実を目指して取り組むべきです。 - 友好姉妹都市との交流を通じて、千葉市の国際化を推進するにあたっては、広く戦略的なPRを実施していただきたいです。また、相互の海外進出支援はもとより、数の上でも技術でも海外に優る中小企業の振興・支援に、千葉市としても力を入れていくことが地域経済の活性化に直結すると思われるため、支援体制の一層の強化を図ってほしいと思います。
千葉市の現状
- 本市における障害者雇用と障害者の就労支援の一環として、市役所内の障害者作業所が予算化されました。
- 保育士の処遇改善に取り組む私立保育園へ資金の交付を行う事業が国で新設されたことから、同事業の実施について検討しています。
- 千葉市の支援により、市内企業1社が姉妹都市ヒューストン市に進出しました。