2011年11月 民主党千葉市議会議員団会派視察(鹿児島市)

平成23年11月16日から17日にかけて、民主党千葉市議会議員団で鹿児島市並びに宮崎市へ視察に行って参りました。 今回は、その視察内容についていくつかご報告いたします。

かごしま環境未来館について(現地視察)
1.利用状況

(1)来館者数

平成22年度
75,672人
平成23年度
84,887人(9月末現在)
累  計
160,559人
1日平均
約470人

(2)事業概要

つどい・ふれあい・交流する
りぼんかんフェスティバル、夏祭り、家族週間ほか 13事業
学び・遊び・体験する
工作、親子料理、赤ちゃんふれあい、リズム体操ほか 22事業
子育て相談・援助
専門相談、ふれあい相談、子どもの一時預かり 10事業
子育てネットワークづくり
関係施設連絡会、子育て団体交流会、情報提供ほか 7事業

(3)相談事業

平成22年度
678件
平成23年度(9月末)
992件 
累計
1,607件

(4)一時預かり事業

平成22年度
828人
平成23年度(9月末)
1,032人
累計
1,860人
2.事業費

(1)改修工事等

21年度
139,200,000円
22年度
251,108,150円
合 計
390,108.150円

(2)管理運営

22年度
46,060,483円
23年度予算
82,723,000円
(嘱託報酬、水道光熱費、施設維持管理費等)

(3)事業費

22年度
4,702,831円
(講座等運営費、備品貸出事業含む)
23年度予算
9,322,000円
(講座等運営費、団体活動支援、家族団らん事業含む)
3.組織体制
所  管
健康福祉局子育て支援部子育て支援推進課交流係
職員体制
市職員 3名
嘱託職員
企画運営指導員 4名
子育て支援員
14名

※JAXA宇宙教育センターとの宇宙教育活動に関する協定締結について(資料提供)
鹿児島市ホームページより

「かごしま環境未来館」を視察しました。

ここの設置目的は、市民及び事業者が環境についての関心や理解を深め、日常生活や事業活動において、自発的に環境保全活動を実践すると共に、その活動の輪を広げていくことを促進するため設置されました。

海に流れ着く漂着物は、環境問題を考えさせられますが、漂着物は驚くほどたくさんのメッセージを私たちに運んできてくれて、「世界はつながっている」をテーマにした展示ゾーン1では、漂着物ライターでつくったオブジェが印象に残りました。

これらの展示物を見て、普段、私たちが何気なく暮らしの中でしていることが地球環境を変えてしまっていること、また、今、私達が環境に対してできることは何なのか、を考えさせられました。

千葉市でも空き教室を利用し環境未来館があれば子ども達の環境教育にもなるのではないかと思いました。

また、「すこやか子育て交流館(りぼんかん)」は、子育て中の親御さんの不安感や負担感を軽減し、子育て家庭や団体等の活動を様々な角度からサポートする総合的な子育て支援の拠点施設として設置されました。

ここでは、「広がる笑顔、支え合う子育て」をコンセプトに、親子が気軽に集い、相互に交流する場を提供していて、育児相談や子どもの一時預かり、子育てに関連する情報の発信や関係団体等との連携・情報の共有化を行い、地域の子育て支援機能のさらなる充実を図っています。この施設は、以前、違う用途だった施設を改修してオープンしたそうです。

館内の「ふれあいランド」では、大型遊具等の室内遊具や、ママごと遊びの家、おもちゃ、絵本等を配置され、天候に左右されることなく、子ども達がいつでも快適に遊べるスペースがあります。屋内で、安全かつ衛生的に砂遊びができるスペースもありました。

また、温水を活用し、一年中水遊びができるスペース、託児ルームもあり、きめ細かい対応がされています。最近では、子育てに関する相談が多くなり、予約がすぐに埋まってしまうそうです。

このように、施設では社会全体で支え合う子育て支援が実践されていましたが、千葉市でも、財源的な知恵を絞って、各区に子育て交流館ができれば良いと思いました。

三井みわこ