平成24年第2回定例会 (6月7日~6月26日 ・ 質問日:6月20日)

一般質問の内容
  1. 地域リハビリテーションの推進について
  2. 口腔機能の向上について
  3. 広告事業の推進について
意見・要望
  1. 脳卒中等の疾病に対する急性期医療の体制の充実は、命を守るという意味では一番重要なことですが、今後、市民の生活を守るという観点から、今まで以上に、回復期リハビリテーション、地域リハビリテーションの重要性は高まります。
     しかし、脳卒中などにより、麻痺などの事態となっても、誰もがリハビリテーションを充分に受けることができる体制、住み慣れた住宅での生活を維持することができる体制が整っていて、初めて安心な暮らしができます。切れ間のない医療と介護、それに加えて、回復期リハビリをはじめとした地域リハビリテーションを充実させることは、忘れてはならない施策です。是非、積極的に回復期・地域リハに関する施策を、推進されることを期待します。
  2. 国や地方自治体は、口腔の健康の保持・推進に関する健康格差の縮小、歯科疾病の予防、生活の質の向上に向けた口腔機能の維持・向上、定期的な歯科検診または歯科医療を受けることが困難な者に対する歯科・口腔保健、歯科・口腔保健を推進するために必要な社会環境の整備を図る義務があります。
     すべての市民が住み慣れた地域で、生涯を通じて必要な歯科保健医療サービスを受けることができるよう、千葉市も積極的な取組みを推進する必要があると思われます。歯科口腔保健法の義務付けは努力義務ですが、千葉県は全国の自治体の中で4番目に条例を制定しています。千葉市も、是非、総合的に施策を実施していただくことを希望します。
  3. 公有財産の有効活用を図る広告事業は、市民の資産の有効活用です。また、行政が広告媒体を提供することで、地元の中小企業や商店の経済振興にも繋がるメリットもあります。先進的取組みを行っている自治体では、広告事業をより広く、市民サービスの向上や地域の活性化をも念頭においた官民連携の一手法と捉えて、自治体の資産である広告媒体の活用を通して、行政・企業・市民が共にメリットを得られるような取組み、さらには、民間のビジネス活動を通じて市民サービスの向上と地域の活性化を図る事業として展開しています。
     今の千葉市に必要なのは、既存の枠に囚われず、チャレンジする施策提言や実行能力です。すでに実施されている有休地の効率的な利用貸付などと合わせ、是非とも危機感を持って臨んでいただきたいと思っております。
千葉市の現状
  1. 保健医療事関係団体、福祉関係団体、リハビリテーション関係者で構成する「千葉地域リハビリテーション連絡協議会」に参加し、リハビリテーション推進について、情報交換を行うなど、関係団体の連携を推進しています。
     また、「あんしんケアセンター」では、ケアマネージャーがリハビリの視点を持って介護予防ケアプランの作成や個別相談に対応できるよう、研修を実施しています。
  2. 歯科医師会など関係団体との連携等により、施策を推進しています。
  3. 平成25年度より、新たに本庁舎に広告付き案内板を、花の美術館(三陽メディアフラワーミュージアム)にネーミングライツを導入しました。